京都に着いた!時刻は12時。チェックイン(13時)までには時間があるので、地下街ポルタで雑誌を物色し、行きたい場所を検討する。
(ポルタといっても横浜駅の地下街ではありません)
”京都”などという街全体が観光地のような場所を巡る場合は、事前に雑誌を購入し、あらかじめ行きたい場所に目安をつけなければ回る事など困難な所を、
サンドウィッチをパクつく間に決めなければならないとは、随分無理のある話である・・・。
そして何より問題なのは、滞在時間が1日ということ。そして『効率良く回りたいけれどベタな観光地は巡っておきたい!
こんな気持ちで地下鉄や市バスに乗り込んだものだから、物凄いルートを回る事になってしまった。

まずは僕が中学生だった当時には、自慢の金箔が剥がれていた金閣寺が綺麗になっていると耳にしたので、金閣寺に向かう。
と、バス停には日曜なのに学生の群れ。部活の移動にしては随分といろんな所の学生がいるなあ…と思ったら、修学旅行生だった。
私は主催している学校に言いたい!『日曜日に学生を観光地に放し飼いにしないでください』と。
バス停がある歩道いっぱいにわらわらと群れ、喋り声も騒がしい。班行動の為、引率の先生も居ない野放し状態…
僕は通りすがりの人なので2、30分で移動するので良いのですが、地元の方は大変ですな。


さて、京都から地下鉄に乗り北大路駅に到着。どうやらここが金閣寺に一番近いバス停らしいのだが、バスに乗るとまもなく“祭り渋滞”。
僕が出かけたこの日はちょうど地元のお祭りが開催されていて、さながら大名行列!しゃなりしゃなりと大通りの交通を遮断し、山車がゆっくりと進んで行きました。


そんなこんなで30分程をかけようやく金閣寺に到着。わらわらといる学生や家族連れを目の前に、僕にはやらなければならない事があった。
【さる・くまの記念撮影】である…。
今まではきみぞおがいたので、片方がさる・くまをセットし、もう片方がシャッターを押していた訳だが、
一人だと机やイスに彼等を置かない限り、キチンとした撮影をするのは困難なのであ〜る。
しかしここは唯一の金閣寺の絶景ポイント!
ぬいぐるみを固定する場所などあるはずもない。おまけに100人からいる中学生相手に僕らは《あぶなすぎる!》
そんな葛藤の中撮影された写真はこんな感じ…。

西原理恵子先生の言葉を借りれば、『こういう細かい仕事を誉めてもらいたい』といった所か…。


金閣寺を制覇したならば続いて巡るは銀閣寺。中学時代の記憶をたどる旅はまだ始まったばかりだ!
始まったばかりなのだが、時刻はこの時点で3時過ぎ…。昼に京都に着いたのだから仕方が無いのだが、今日一日でどこまで回れるモノなのか疑問を感じ始める…。
金閣寺の前のバス停で待つ事30分、ようやく銀閣寺に行くバスがやってくる。当然バス停にいる全ての中学生が一台のバスを目指し一斉に乗り込む。
距離や時間にはストレスを感じない私なのだが、この”学生蒸し風呂状態”のバスには困り果てていた。。。

銀閣寺を参拝し、今日の目的をほぼ達成(という事に)した私。バス停に戻るとまたまた大量の学生達。
さすがに嫌気がさしたのでバスを待つ間、彼等が立ち入る事の出来ない【パチンコ屋】へ避難(か?!)してみた。冷房が入っていてとっても快適♪
しかし、今思えばここで使った金額をタクシー代に投資すれば良かった―と、後悔をしてみたりもする。

子供が減ったバスに乗り、続いて向かうは平安神宮。本当は、中学時代に立ち寄った八坂神社に向かい今日を締めくくろうとしていたのだが、
祇園に向かうのは夜が良い』という事でバスを途中下車!平安神宮に向かったのである。

それほど期待をしていなかった場所だったのだが、いざ行ってみると美しさに感動。 白い砂利と朱色に塗られた本殿のコントラストは秀逸。
人がまばらだった事も、この日の私にとっては良かったのかも知れない…

日が暮れバスは八坂神社へ…中学生の頃は知る由も無かったのだが、八坂神社と祇園ってアーケードで繋がれているほど近いのね、ちょっとびっくり!

八坂神社からの交差点を見て記憶が再び蘇り、懐かしさで一杯になる。
神戸を回ってきてからこの街に入ったので、この様な歴史的建造物はいつまでも壊れず残って欲しいなぁ・・・と思った。
祇園から南座、鴨川を抜けデパートが立ち並ぶ四条方面へ!電飾がきらびやかに光っています。
と、この街のルールを発見!派手な看板の色には規制がかけられているんです。
マクドナルドのベース色である赤は茶色に、ローソンは水色が紺色に、デイリーヤマザキは黄色と赤の配色が白地に赤文字となっていて、
個人的には栃木県那須の別荘地で見た”茶色と白”のセブンイレブンを思い出しました。
この様に大手の企業がここまでやるのは分るのですが、京都は風俗業界にもその波が来ているらしく、紺色ベースに白文字のファッションヘルスがありました(笑)。
皆さんも京都で探してみてください。(お店の前に”お兄さん”が立っていたので撮影は出来ませんでした)

つづく・・・  

2003-06-04UP