第1話

台風が近付きつつあったとある日、私ときみぞおは羽田空港にいた。
水曜どうでしょうの聖地、北海道に上陸する為に!
今回の日程は4泊5日、先ず目指すは函館である。 初めて北海道の地を踏むきみぞおに、分かりやすい観光スポットを紹介しながらも、
どうでしょうが辿ったスポットにも行ってみたい!というのが今回の主旨。
そこで!観光とどうでしょうをコラボレートするにはどうしたら良いか、考えあぐねた結果、
函館から札幌を漂流するのがベストと考え、函館−札幌レンタカーで巡る5日間の旅がスタートしたのでした。

函館でレンタカーを借り、北の大地を走りだした私達がまず最初に向かったのは、トラピスチヌ修道院。
私は高校時代に修学旅行で訪れていたので特に感動は無かったのですが、
趣味でゴスペルを歌うきみぞおは、この場所が気に入ったご様子。
聖母マリアにさるくまを抱かせ写真を撮り、大変満足をしておりました。

函館で初めてのお食事の時間を迎える。
目指すはハセガワストア!やきとり弁当がどーしても食べてみたかったのです。
実は私、北海道出身の友人がおりまして、以前からハセスト(こう略すらしい…)に大変な興味を持っておりました。
なにしろコンビニでありながら、弁当をその場でこしらえる訳ですから!

豚肉を使った串焼きがどーんと載せられた”やきとり弁当”は、タレ、塩、塩ダレからチョイス出来ます。
早速購入し、店から程近い海岸沿いで試食。 旨い! 私は塩ダレで食べたのですが、米と肉にタレが絡んでとても旨かったです。

食事も終わり一服している時にふと思い出す。
『そういえば、どうでしょうのカッティングシートを持って来ていた』と―。

道民なら恥ずかしくてとてもやる気にならないとは思いますが、やってしまいました、レンタカーにど・どーんと水曜どうでしょうのカッティングシート!
蛍光オレンジの派手さで、他のレンタカーを圧倒していましたよ。

そしてそんなお上りさんが次に向かった所は、どうでしょう対決列島の舞台になった”コーヒールームきくち”。

函館一美味いと描かれた看板に偽り無く、サラっとした口溶けの旨いソフトクリームでした。

路面電車を横目に、五稜郭タワーに向かう。
僕らが行った時期はちょうど新選組がブームだったので、土方歳三が大フューチャーされ、展望台に銅像があったのには大変驚いた。

宿で一休みした後に向かったのは函館山。

以前友人がお世話になった、全国で一番最初に開局したコミュニティFMラジオ局、FMいるかの社屋を見ながらケーブルカー乗り場を目指す。
この日は空気が澄んでいて山頂からの町並みは絶景!

写真では上手く伝わらないでしょうが、きみぞお思わずうっとりの夜景がそこにはあったのでございました。

山を降りて夕飯の場所選び。ここでも昼食と同じく函館限定にこだわった。

そんな僕らがたどり着いた場所は、ラッキーピエロ・ベイエリア本店。 函館にしかないファーストフードのお店。
とはいえ物珍しさばかりが目立つ店構え故、正直言って味は期待していなかったんです。
ところが、これまた旨かったんです。

作り置きはもちろん無くて、ラインナップはカレー(欧風な気がした)まである充実ぶり!皆さんに是非オススメしたい食事処のひとつです。
あ、余談ですがこちらのお店では写真撮影も店員さんが引き受けてくれますよ!