その1 2003-10-08UP

澄み切った夏の空、今年は本当に少なくて、私も前2回の連休は雨にたたられ外にも出られない有り様。
その分も一気に解消出来そうな位、この日の天気は最高に晴れ渡っていた。

今年の夏を東北地方で過ごそうと思ったのは、ミーハーな事にテレビの影響…
旅番組で見た五色沼牛タンが僕を誘ったのです。
確か、五色沼は小学校の頃に行ったっきりだし、牛タンの街仙台は初上陸と行って良い状態で、
新鮮な事うけあいなのだが、一人で何の予備知識も無く旅立つという事にはやや不安を感じていて、正直退屈そうな旅になる様な予感もよぎったのです。

そこで!”夏休み”が偶然重なる人がいる事を期待して、お仲間全員にメールを投げてみたのですが、案の定ことごとくNG
と、言う訳で今回の福島・宮城の漂流記は、私が一人(まあさるくまは居る訳だが…)車を走らせての気ままな散策旅です。それなりに撮れた写真と共にお楽しみ下さい。


川崎にある我が家から福島へは、どう考えても首都高速2号線から環状線を経由し、5号線に抜ける道がベターであろう…。
しかしながら我が愛車に取り付けられたカーナビ君は、国道15号線を指示。知っている道があるにもかかわらずカーナビに従った私。それから約1時間、私はすっかりカーナビに支配される事となる
導入間もないカーナビ故、どの程度の頭脳を持っているかは分からないが、それなりに最短ルートを教えてくれるのではないか?−と、甘い考えをしていた私…
一体何処から高速に乗るのかと思ったら、なんと!高輪を越え、芝公園から入れという。

ここで首都高をご存知無い方に簡単に説明すると、一番混む環状線から入れと言っているんです!カーナビが
もはや信頼関係が無くなった私は、カーナビを徹底的に無視。結局、飯田橋までを下の道で移動する事としたのでした。
環状線を越えてから首都高に入ったので車は順調に外環道、そして東北自動車道に突入したのでした。

スタートをして4時間程経った昼2時過ぎ、分岐を会津方面へ…。
この辺りからはさすがに東京のラジオが聞き取りづらくなって来たので、地元のラジオ局に周波数を合わせる。
反りが合わなかったカーナビではあったが、見知らぬ土地では真価を発揮!順調に五色沼に近付く。
そして、出発してからおよそ5時間!最初の目的地五色沼に到着。小学校の時以来の訪問で、ちょっと嬉しくなりました。

早速ハイキングコースに入り散策を始める…しかしながら時刻は夕方3時半をまわり彼方には夕日が迫っていた。
結局、3つ沼を廻った所でタイムアップ、残念ながら引き返す事に。
60キロ離れた宿にあと1時間で着かなければならない状況になったので仕方が無い…。
でも一人旅故に許される気楽さですな。誰かと旅に出ると、どうしても予定に振り回されるからねo(^-^)o