今回の沿線散歩は、きみぞおがお送りします。
暗い写真ですみません
きみぞおは横浜の桜木町〜山手周辺を散歩しました。
降り立った駅は、『東急東横線・桜木町駅』
実はこの駅、来年2月から『みなとみらい21線』の開業に伴いなくなってしまいます。(JR桜木町駅は残ります)
みなとみらい21線は、東横線横浜駅から新高島〜みなとみらい〜馬車道〜日本大通り〜元町・中華街と続きます。
みなとみらい21線は横浜から地下を走るのですが、そうすると今ある横浜〜桜木町間の線路はどうするんでしょうね?
東横線高島町〜桜木町間の線路下には、約1qに亘って、ある意味アートとも言えるような、
【落書き】が所狭しと描かれています。
落書きはやってはいけないことだけど、横浜の名所の1つになっているこの場所は残して欲しいなぁと思いました。
桜木町の駅前は高層ビルやホテルなどが連立して、とても近代的です。
左写真に写っている、ひときわ高いビルが『ランドマークタワー』です。69階にある展望フロアは、日本一の高さを誇ります。
右写真に移っている左側建物は『クィーンズスクエア』、右側の半月の形しているのが『インターコンチネンタルホテル』です。
少し駅から離れた場所には、とてもレトロな通りや建物が今も残っています。
左の写真の通りは『馬車道』です。ここは横浜で初めて【乗合馬車】が通り、横浜で初めて【ガス灯】が灯った、とても歴史のある場所です。
そして今でも歴史的建築物が残っています。右写真の建物は『神奈川県立歴史博物館』です。
横浜ベイスターズの本拠地、『横浜スタジアム』です。
ここ最近成績が芳しくありませんが、今から5年前にはリーグ優勝、日本一にも輝きました。(ちなみにきみぞおはヤクルトファン)
横浜スタジアムのすぐ隣り、『中華街』です。
中華料理屋や雑貨屋など、たくさんの店が軒を連ねています。
この日は、修学旅行生がたくさん来ていました。
『関帝廟』(かんていびょう)の入り口は改装工事中でした。
中華街から石川町方面に歩いていくと、『元町』に到着します。
開港当時から歴史があるこの商店街には、100年以上前から続く老舗から最新の流行ショップまで、たくさんの店が並んでいます。
そんな元町を代表する3大ブランドが
バックの『キタムラ』、洋服の『FUKUZO』、靴の『MIHAMA』です。
【ハマトラ】という言葉知ってますか?ハマトラとは【横浜のトラディショナルファッション】のことを言います。
1970年代後半、ファッション雑誌の紹介をきっかけに、全国的に大ブームになったのだそうです。
FUKUZOのベストやカーディガン、ハイソックス、MIHAMAの靴、キタムラのバッグが定番だったそうです。
そして、もうひとつきみぞおが選んだ老舗ショップが、この『ウチキパン』
1888年から続くこのパン屋さんには、昔ながらの味が今でも残っています。
元町から一歩路地を抜けて山手へ向かう途中、2匹の猫が公園でたわむれていました。
ほほえましい光景に、ほっと一息。
さて、山手は高台に場所を構えている為、途中こんな急坂も上らなければいけません。
でもこの坂道を上りきると、何とも見晴らしのいい場所に到着します。
中央に見える高いビル、ランドマークタワーだとわかりますか?
山手は開港当時、外国人居留地だったので、今でもあちこちに古い洋館や教会が残っています。
左から、『横浜聖公会』、有名な『外国人墓地』、『エリスマン邸』です。
周りの建物がレトロだと、電話ボックスもレトロ(?)
建物の珍しさに思わずシャッターを切ったのですが、きみぞおの姿が扉に写ってしまいました(^^;)
ずーっと、歩きっぱなしだったので、ここでティータイム。
この建物の1階は、『えの木てい』というティーサロンになっています。
1927年に建てられた、山手に残る数少ない西洋建築です。
内装も当時のままの雰囲気を残していて、中には200年以上前のアンティーク家具が使われています。
きみぞおは10年前からこのお店のファン。
来るたびに、手作りの【紅茶のシフォンケーキ】をいただきます。
この休憩中に、今まで撮影した写真をチェックしようと思い、カメラを起動させました。
が
なんとここで、非情な出来事がーーー!!!
それは
電池がなくなってしまったのです・・・(;;)
うそぉぉぉぉーーー!!!
あまりにもショックで、もうここで帰ろうかとも思いました。
悩んだ結果、乾電池を売っている店を探して、撮影を継続する事に決めました。
店を探している途中、『港の見える丘公園』に立ち寄りました。
ここは横浜ベイブリッジや山下公園が一望できる、とても眺めがいい場所です。
犬と遊んでいる人もたくさんいて、カメラが使えなかったのが残念でなりません。
ようやくコンビニを見つけて、カメラ用電池を買う事が出来ました。撮影再開です。
再開1枚目の写真は、『マリンタワー』です。この建物、灯台だって知ってました?
世界一の高さを誇るそうで、ギネスブックにも認定されています。
マリンタワーから道路を挟んだ反対側に、『山下公園』があります。
左の写真は『氷川丸』です。1930年から主に豪華客船として30年間活躍しました。
右の写真は『横浜ベイブリッジ』です。
橋の自動車道路のすぐ下は、『スカイウォーク』という歩行者専用道路があって、橋からの眺めを楽しむ事が出来ます。
山下公園から橋を渡って桜木町方面へ歩いていきましょう。
写真の右側に見える建物は『大桟橋』です。
国際客船ターミナルになっているので、国内の客船はもちろん、海外からも豪華客船が入港してきます。
暗い写真ですみません
左の写真の重厚な建物はは『神奈川県庁』です。通称【キングの塔】と呼ばれ、1928年に建てられました。
右の写真は『横浜税関』です。こちらは【クイーンの塔】と呼ばれています。偽ブランドの展示コーナーは必見です。
もう一つ、今回は写真を撮りませんでしたが、『横浜市開港記念会館』通称【ジャックの塔】と呼ばれる建物があり、
これらは【横浜三塔】と呼ばれ、横浜港のシンボルになっています。
橋を渡りきると目の前には、『赤レンガ倉庫』が見えてきます。
明治末期から大正初期に建てられたこの倉庫は、当初横浜港の物流拠点として活躍していました。
現在は2棟ある建物のうち、小さい方の1号倉庫は主に文化施設として、
大きい方の2号倉庫は主に商業施設として使われています。
みなとみらい地区に戻ってきました。
この観覧車は『コスモクロック』と呼ばれ、時計の役割もしています。
年末にはここでカウントダウンをする人たちで賑わいます。
更に進むと『汽車道』が見えてきます。
現在は線路が埋まっていますが、その昔は貨物輸送の線路として実際使われていました。
ランドマークタワーのすぐ横に、『日本丸』が停泊しています。
先程紹介した氷川丸と違い、この帆船は航海練習船として昭和59年まで、約50年間活躍していました。
幼い頃から横浜はよく遊びに来ていて、今回みたいな散歩は今もしょっちゅうしています。
その時の気分で歩く場所も違いますが、
ハマ風にあたりながら異国情緒溢れる街を歩くのは、とても気持ちいいものです。
また時間を見つけて、気ままに散歩したいと思います。
2003.06.27UP